ゲームはスマホで簡単にできて暇つぶしにはもってこいです。
特にハマっていなくても、待ち時間や電車やバスなどの移動時間にやり続けてしまうこともあるのではないでしょうか。
ゲームは暇な時間にやるだけなら問題ないですが、常にやっているようなら「ゲーム依存症」の可能性大!!
依存症になると、抜け出すのはかなり大変で病院での治療が必要になるほどです。
ここでは、ゲーム依存症の治し方について、大人がゲームから抜け出すにはどうしたらいいのかを解説します。
離婚にまで発展してしまうこともあるゲーム依存は思っているよりも深刻で、早く気づいて治すことで、平和な生活を取り戻すことができます。
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ゲーム依存の症状とは
ゲーム依存の症状は人によって多少の違いはありますが、以下のような状態が当てはまることが多いです。
- ゲームのやりすぎで自分自身のコントロールができなくなっている
- 昼夜逆転や朝起きられないなど、日常生活に支障をきたしている
- 仕事や学校に行けなくなっている
ゲームがメインの生活となり、ほかのことがおろそかになって日常生活がままならないほどのめりこんで入れば、「依存状態」であるといえるでしょう。
「ゲーム依存症」は病気と考えられます。
ゲーム依存症という言葉では、ちょっと軽い雰囲気を感じるかもしれませんが、「ギャンブル依存症」とかなり近いといえば深刻さが感じられるのではないでしょうか。
ゲーム依存はスマホ依存?
主にスマホでゲームをしている場合は、ゲーム依存症はスマホ依存の一種とも言えます。
スマホでしかゲームをしない場合、生活必需品となっているスマホを手放すのはかなり難しいかもしれません。
ゲーム依存が進むとどうなる?
スマホや各種ゲーム機器を使ったゲームは没頭しすぎると、学校、仕事のほか基本的案生活習慣がおろそかになっていきます。
昼夜逆転することも多く、朝起きられずに寝坊して遅刻するなど生活リズムが乱れます。
さらに、遅刻ではなく欠席や欠勤するようになり、引きこもりに進むことも。
身体に出る影響としては、気持ちが落ち込む、イライラする、頭痛、食欲の低下などがあります。
大人のゲーム依存症の治し方
大人がゲーム依存症を治すにはどんな方法があるのでしょうか。
自分ひとりでできればいいのですが、すでに制御できないくらいゲーム依存している場合は家族などの周りの人の協力が必要となってきます。
ゲームに依存しないためにできること
- 無意識にゲームを始めそうになった時に我に返るように心がける
- 別の興味や熱中できることを見つけて依存先を分散させる
- スマホやゲーム機の管理を自分以外がする
- スマホ、ゲーム機を手放す
ゲーム以外のなにか熱中できるものを見つければ、依存は治まっていきます。
自分の意志や家族の協力でゲームに手を出さないようにできれば一番いいのですが、依存しすぎていて、どうにも困難なケースもあります。
自分ではどうにもならない場合は入院治療
ゲーム依存症は病気なので、治療のために医療機関の診察を受けることができます。
専門医による診察にもとづいた治療方針を立てて、本格的に治していくことになります。
依存症の治療はカウンセリング、デイケアなど外来診療を行いますが、良くならない場合は入院治療することになるでしょう。
依存症の治療には入院が効果的で、生活が切り離されることで物理的にゲームやネットから離れることができます。
その結果、規則正しい生活リズムを取り戻すことにつながります。
費用はいくら?
大人の依存症の治療は、医療機関や治療方針によって違いはありますが、20~50万円くらいかかります。
重度の依存症となると、期間も長くなることから治療費が高額になる傾向にあります。
大人のゲーム依存症増加の要因
ゲームは子どもがハマるものという考え方は過去のもの。
大人のゲーム依存症は増加しています。
大人がゲーム依存になる背景には、いくつかの要因が重なっています。
- スマホや携帯型ゲーム機の普及でどこでもゲームができる
- 無料でできるゲームが多くリリースされる
- 大人がゲームをしても恥ずかしくない
ゲームはなぜやめられない?
スマホゲームは基本オンラインゲームが多く、イベントがしょっちゅう開催されます。
イベントごとに貴重なアイテムや限定キャラクターが登場。
また、ログインボーナスがあり、短時間であっても毎日プレイする必要性があったり、ギャンブル性の高いガチャというシステムもあります。
一日ログインしないだけでかなり損してしまうという気持ちになるので、離れることができなくなってしまうんです。
ゲーム依存症の治し方は家族のサポ―トが必須
自分ひとりでゲームをやめられるのが理想的ですが、自分をコントロールできる人はそもそも依存していません。
となると、家族のサポートに頼る必要があります。
家族には、ミュニケーションをとったりゲームを手放せるように環境を整えるなど、手助けをしてあげてほしいです。
また、かわいそうだからと甘やかすことのないように態度を維持する必要があります。
ゲームを無理やり取り上げるのは逆効果
家族としては、依存させないようにとスマホやゲーム機器を取り上げたくなるものです。
ただ、無理やりやめさせると、家族に暴力をふるったり、暴れたり、物を破壊したりと攻撃的になることがあるので、とても危険。
無理やりやめさせるという強硬手段はやめておいて、専門家の意見を参考に対応しましょう。
さいごに
ゲーム依存症は大人も子どもも増加傾向にありますが、大人になると素直に家族のサポートを受けにくいですよね。
自分がゲーム依存しているという自覚を持つところから始めないといけないケースもあります。
自覚があって、自分でなんとか依存から抜けたいと思っても、理想通りにはいかずに気づくとゲームをしていた、ということになりがちです。
治し方は医療機関で診察を受けて、適切な指導を受けたり治療を受けるのが一番の近道です。
ゲーム依存をやめたい、治したいと思うことがまず必要であり重要です。
趣味をいくつか見つけてゲームだけに集中しないようにすれば、今までとは違った新たな楽しみが生まれるはずです。
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